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「刺す」「指す」「挿す」「差す」

原則:
突き通すのは「刺す」。物や方向を示すのは「指す」。木や花は「挿す」。「注す」「射す」「点す」の意を含めその他一般的には「差す」。
用例:
「串を刺す」「とげが刺さる」「鼻を刺すにおい」「くぎを刺す」「本塁で刺される」
「方向を指す」「メーターが時速100kmを指す」「名指しする」「将棋を指す」
「花瓶に花を挿す」「挿し木をする」「かんざしを挿す」
「傘を差す」「嫌気が差す」「地域に根差す」「しょうゆを差(注)す」「日が差(射)す」「目薬を差(点)す」

「注す」「射す」「点す」、いずれも表外音訓のため「差す」に置きかえます。よく工事現場などで「指差し確認」という表示を見かけますが、辞典的には「指さし」とひらがな書きになります。「人さし指」も同様です。「指指し」「人指し指」と「指」がだぶって具合が悪いためですが、ひらがな書きを嫌って「指差し」「人差し指」と「差し」を当てるほうが、そのうち一般的になるかもしれません。また、指を使うためか、将棋は「指す」とするのが興味深いです。

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