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「止まる」「留まる」「泊まる」

原則:
「stop」の意は「止まる」。動かないように固定する、そこにとどまるのは「留まる」。宿泊、停泊は「泊まる」。
用例:
「電車が止まる」「水道が止まる」「時計が止まる」「流れが止まる」「血が止まる」「息が止まる」「立ち止まる」「呼び止める」「突き止める」「せき止める」「止まり木」「歯止め」「口止め」
「ピンで留める」「ボタンを留める」「目に留まる」「心に留まる」「気に留める」「一命を取り留める」「一発で仕留める」「警察に留め置く」「土留め」「帯留め」「留め袖」「書留」
「宿に泊まる」「泊まり込み」「泊まりがけ」「泊まり客」「船が港に泊まる」

もう一つ、車などが「停まる」という同訓異字がありますが、表外音訓のため「止まる」に置きかえます。いずれも動詞ですが、「とまる」のほかに「とめる」という形があります。派生して、「踏みとどまる」「押しとどめる」など「とどまる」「とどめる」の形もありますが、読みを区別するためひらがな書きにします。『標準用字用例辞典』では、「泊まる」以外はひらがな書きになっています。「泊まる」は完全に他の2つとは意味が異なりますが、「止まる」と「留まる」は意味が似ていて明確に使い分けしにくいので、どちらか迷ったらひらがな書きにします。「足止め」は「足留め」とする辞典もあり、見解が分かれています。不測の事態で動けない状態は「足止め」ですが、その結果そこにとどまることになる状態は「足留め」となるわけです。

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