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「保育」と「哺育」

原則:
乳幼児を育てるのは「保育」。動物が乳を与えて育てるのは「哺育」。
用例:
「保育所」
「人工哺育」

「哺育」の「哺」は表外漢字のため、「保育」で代用してもよいことになっています。先日テレビで、飼育員に育てられている動物の赤ちゃんが一般公開されたというニュースが流れたのですが、よく見ると「人工ほ育」と表記されていました。そこで気になったので取り上げたわけですが、『標準用字用例辞典』でも注意書きとして「畜産関係は哺育」とあるように、実際には動物に関しては「保育」「ほ育」「哺育」と表記が混在しているようです。「哺乳類」「哺乳瓶」などの「哺乳」も、やはり『標準用字用例辞典』ではそのまま例外的に漢字書きとし、それ以外の用字用例辞典では「ほ乳」とするか、「授乳」等に書きかえとなっています。テレビや新聞などはさまざまな受け手に配慮する必要があるのでひらがな書きになっていますが、その必要がなく送り手にも受け手にも暗黙の了解があるようなときは漢字書きにしても差し支えないでしょう。

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