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「回り」と「周り」

原則:
回転、経由、巡回、接尾語は「回り」。周囲、周辺、範囲は「周り」。
用例:
「車輪の回りが悪い」「火・酒の回りが早い」「あいさつ回り」「回りくどい」「回り道」「外回り」「一回り」「水回り」「首回り」「手回り品」「身の回り」
「家の周り」「口の周りをぬぐう」「周りの人」

もう一つ「廻り」という同訓異字がありますが、表外漢字のため「回り」に置きかえます。「回り」は「回る」という動詞がありますが、「周り」は名詞のみです。「~回り」と名詞の下に付く接尾語は「回り」のほうになります。数字の下に付く「一回り」や「二回り」などは、「グラウンドを一回りする」のように文字どおり回る回数を表したり、「一回り小さい」「年齢が一回り違う」のように程度を表したりします。名詞の下に付く「水回り」は、キッチン・バス・トイレなど建物の中で水をよく使う場所をいいますが、「キッチンの周り」とした場合は「周り」のほうになります。同様に、「テーブル回り」「レジ回り」も、「テーブルの周り」「レジの周り」となります。一方、「首回り」「手回り品」「身の回り」などは慣用的にこの形で使用しますので、比較的混同しやすい同訓異字といえます。

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