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「送る」と「贈る」

原則:
迎えるの対義語、届ける、過ごすの意は「送る」。贈与、贈呈の意は「贈る」。
用例:
「荷物を送る」「送り迎え」「義援金・見舞金を送る」「日を送る」「見送る」「順送り」「エール・声援・拍手を送る」「敵に塩を送る」「祝電を送る」「送る言葉(送辞)」
「プレゼントを贈る」「贈り物」「感謝状を贈る」「勲位・称号を贈る」「祝辞を贈る」「贈る言葉」

英語にすると「送る」は「send」、「gift」や「present」は「贈る」となります。人に何かをおくるときは、物理的な意味合いが強ければ「送る」、そこに気持ちが込められていれば「贈る」と考えてよいでしょう。エールや声援、拍手は気持ちを込めておくるときもあると思いますが、概して「送る」とします。上杉謙信が武田信玄に塩を送った逸話もプレゼントの感覚に近いかもしれませんが、「送る」とします。難しいところを用例の最後2例に置きました。祝電は通信手段として「送る」となりますが、祝辞、お祝いの言葉は通常目の前にいる人におくりますので、そこに気持ちを込めて「贈る」となります。ただ、これはおくる人の気持ち次第によって使い分けていいように思います。同様に、卒業生に向けた送辞は単純にいえば「送る言葉」となりますが、そこに気持ちが込められていれば海援隊の「贈る言葉」のようになります。

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