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「図る」「計る」「測る」「量る」「謀る」「諮る」

原則:
企てるは「図る」。数量・時間などは「計る」。広狭・深浅・長短・遠近・高低・大小などは「測る」。容積・軽重などは「量る」。策略は「謀る」。相談は「諮る」。
用例:
「解決を図る」「合理化を図る」「便宜を図る」「自殺を図る」「図らずも」
「タイミングを計る」「国の将来を計る」「計り知れない」
「身長を測る」「距離を測る」「面積を測る」「標高を測る」「水深を測る」「血圧を測る」
「体重を量る」「目方を量る」「容積を量る」「量り売り」
「悪事を謀る」「暗殺を謀る」「まんまと謀られる」
「審議会に諮る」「この議題をお諮りします」

いろんな「はかる」がありますが、どれも常用漢字表に読み・漢字ともありますので、原則や用例のような使い分けをします。ただし、『標準用字用例辞典』では「図る」と「諮る」以外はひらがな書きになります。

意味により大まかなグループ分けをすると、「図る・謀る」「計る・測る・量る」「諮る」の3つになります。逆に言えば、ちょっと特殊な「諮る」以外、そのグループ内では使い分けが難しい場合があるということです。「図る・謀る」は、良いことは「図る」、悪いことは「謀る」で大方間違いありません。「計る」は主に時間で使用しますが、計画の意もあります。メートルや平方メートルは「測る」、立法メートルやグラムは「量る」になりますが、血圧の単位は「mmHg(水銀柱ミリメートル)」です。健康診断などでは「身長と体重を測る」と言ったりしますので、測定の意では体重も「測る」で許容されます。注意が必要なのは、「図らずも」「計り知れない」といった慣用句ですが、「真意をはかりかねる」は「計」「測」、「推しはかる」は「量」「測」と、辞典によって見解が分かれていますので、決めかねるときはひらがな書きにします。

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