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「愛きょうを振りまく」

原則:
◎「愛きょうを振りまく」、×「愛想を振りまく」

まず、「愛きょう」について解説します。漢字にすると「愛嬌」と「愛敬」の二つがありますが、「嬌」は表外漢字、「敬」は表外音訓のため、「きょう」はひらがな書きにします。由来を大辞泉より引用します。

「あいぎょう(愛敬)」が清音化し、キャウ・キョウの区別が失われたのち、意味に対応して「嬌」の字が近世以降に当てられるようになった。

「愛敬」は「あいけい」(=「敬愛」)の読みで「親しみ敬う」意になりますので、「にこやかでかわいらしい」や「ひょうきんで憎めない」など一般的な「あいきょう」の意で漢字書きするときは、「愛嬌」を使用することが多くなっています。

さて、「愛きょうを振りまく」ですが、平成17年度「国語に関する世論調査」では、「愛きょうを振りまく」を使う人が43.9%、間違った言い方の「愛想を振りまく」を使う人が48.3%という逆転した結果となりました。間違えやすい慣用句の一つです。

平成17年度「国語に関する世論調査」結果(文化庁)

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