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「良く」と「よく」

原則:
十分、たびたび、非常になどの意の副詞はひらがな書きで「よく」。
用例:
「歯をよく磨く」「よく勉強する」「よくわかる」「よく似ている」「よく書けた」「よく来てくれた」「よく来られたものだ」「よく行く店」「よく物忘れをする」

「翌」「欲」「浴」「翼」などの同音異字もありますが、ここでは形容詞の「よい」から転じた副詞の「よく」を取り上げます。

「よい」または「よく」と読む漢字は「良」「善」「好」「能」の4つがあり、うち「好」と「能」は表外音訓です。『標準用字用例辞典』ではすべてひらがな書きになりますが、それ以外は基本的に、形容詞は漢字書き、副詞はひらがな書きで区別します。優良の意は「良」、善良の意は「善」ですが、一般には「良」を使用する頻度が多く、「善」は「善い行い」など使用が限定的です。英語ではどちらも「good」で使い分けが難しいので、迷ったらひらがな書きにします。

形容詞は漢字書きとしましたが、「やってもよい」「それでよい」「もうよい」などの終止形・連体形は「いい」とする場合が多いため、ひらがな書きにします。何でも「良い」「良く」と漢字書きにしている場合を“よく”見受けますが、適切に使い分けたい語の一つです。

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