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「使」と「遣」

原則:
人や物など主に「~をつかう」は「使」。気・心・金・筆・言葉など主に「~づかい」は「遣」。
用例:
「人を使う」「機械を使う」「仮病を使う」「居留守を使う」「声色を使う」「人使い」「召し使い」「小間使い」「魔法使い」「人形使い」「子供の使い」「使い勝手」「使い込み」「使い捨て」「使い走り」「使い古し」「使い分け」「気を使う」「神経を使う」
「気遣い」「気遣う」「心遣い」「金遣い」「小遣い」「無駄遣い」「筆遣い」「言葉遣い」「仮名遣い」「両刀遣い」

一般に人や物など多くの場合「使」を使用しますが、気・心・金・筆・言葉など「気遣う」以外は「~づかい」と名詞の形で限定的に「遣」を使用します。「気遣う」も「気を使う」も同じ動詞で同じ意味ですが、後者は「~をつかう」の原則に従い、多くの辞典が「使」としています。

『標準用字用例辞典』における違いを挙げます。「召し使い」「小間使い」は「召使」「小間使」と送りません。「魔法使い」「人形使い」は「魔法遣い」「人形遣い」で、動詞は「魔法を使う」「人形を使う」と原則のとおりです。また、『記者ハンドブック』に解説がありますが、人形浄瑠璃は特別に「人形遣い」「人形を遣う」となります。

多くの辞典で「筆づかい」は「遣」の一方で、絵の具などの「色づかい」は「使」となっています。理由は定かでありませんが、このように紛らわしいものや迷ったときはひらがな書きにします。

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