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2009年3月

「ウイスキー」と「ウオツカ」

原則:
◎「ウイスキー」、○「ウィスキー」「ウヰスキー」
◎「ウオツカ」、○「ウオッカ」「ウォッカ」

英語表記では「whiskey」「vodka」となります。さまざまな表記が混在していますが、ここでの◎は一般名詞としての原則ですので、固有名詞の場合はその表記に従います。サントリーの商品名は原則のとおり、「ニッカウヰスキー」は商号、「ウオッカ」は2007年ダービー馬の馬名で、それ以外は発音による揺らぎが許容されていますが、いずれの場合も同一文書内で表記を統一します。

このブログのタイトルで思い出しましたが、ロックバンドARBの曲に「ウィスキー&ウォッカ」というのがありました。どちらも飲み過ぎには注意しましょう。

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「かける」

原則:
ギャンブルは「賭ける」。速く走るのは「駆ける」。空高く飛ぶ「翔る」はひらがな書き。
用例:
「最後の勝負に全財産を賭ける」「賭け事に熱くなる」「賭けマージャン」
「駅まで駆けていく」「駆け込み乗車」「草原を馬が駆ける」

「駆ける」と同義の「駈」は表外漢字のため、速く走る意は「駆」を使用します。「大空を翔る」「天翔る」などの用例がある「翔」も表外漢字のため、空高く飛ぶ意は「かける」とひらがな書きにします。「賭」も表外漢字なのですが、『標準用字用例辞典』以外の用字用語辞典では許容されています。『標準用字用例辞典』も「賭博」などの熟語は許容していますし、2010年には常用漢字に追加される予定ですので、問題なく使用できることになるでしょう。

少し注意が必要なのは「掛け金」と「賭け金」です。前者は保険金の場合、後者はギャンブルの場合で使い分けます。『標準用字用例辞典』は「掛金」「かけ金」、『NHK新用字用語辞典』は「掛金」「賭け金」、他の用字用語辞典は「掛け金」「賭け金」となっています。

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「かかる」

原則:
関係するのは「係る」。一方から他方へ渡すのは「架かる」。大事なものを失う覚悟や勝負は「懸かる」。病気・災難などに「罹る」、「このような」の「斯(か)る」はひらがな書き。その他一般は「掛かる」。迷う場合はひらがな書き。
用例:
「存続に係る問題」「本件に係る訴訟」「係り結び」
「橋が架かる」「虹が架かる」「電線を架ける」
「命を懸ける」「神に懸けて誓う」「優勝が懸かった試合」「賞金を懸けて争う」
「病気にかかる」「花粉症にかかる」
「かかる行為の罰則」「かかるありさま」
「壁に絵を掛ける」「鍋を火に掛ける」「イチゴにミルクを掛ける」「霧が掛かる」「魚が網に掛かる」「迷惑を掛ける」「仕掛ける」「手掛ける」「取り掛かる」「話し掛ける」「腰掛ける」「掛け算」「掛け軸」「掛け捨て」「売掛金」

ここでは、「かかる」活用のみの「係」「罹」「斯」、「かかる」と「かける」の活用がある「架」「懸」「掛」の6つの同訓異字を対象とします。このうち「罹」「斯」は表外漢字のため、「かかる」とひらがな書きにします。

「係る」は「かかる」と読み、「かかわる」と読ませるときは「係わる」と「わる」を送ります。名詞の「かかり」は「係」と送りませんが、「係り結び」のように動詞の意味合いが残っている場合は「り」を送ることがあります。

「架」「懸」は「架橋」「架線」「懸命」「懸賞」など、熟語に当てはめられる場合は比較的使い分けがしやすいと思います。ここで「かけ橋」は、『標準用字用例辞典』では「かけ橋」、他の用字用語辞典では、実物は「架け橋」、文化や未来など比喩的な意は「懸け橋」と使い分けていますので、注意が必要です。

『標準用字用例辞典』では、「係る」及び「掛かる」のうち「掛け算」「掛け軸」「掛け捨て」「売掛金」などの名詞以外、すべて「かかる」とひらがな書きになっています。他の用字用語辞典でも、「時間がかかる」「ブレーキをかける」「レコードをかける」「電話をかける」「圧力をかける」「目をかける」「王手をかける」「麻酔をかける」など、慣用でひらがな書きとするものが多く、原則はあっても実際には使い分けの難しい同訓異字ですので、迷ったら迷わずひらがな書きにします。

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「かかわる」

原則:
◎「かかわる」、△「関わる」「係わる」「拘(わ)る」

「関わる」「係わる」「拘(わ)る」いずれも表外音訓のため、一般に「かかわる」とひらがな書きにします。「関わる」「係わる」は漢字書きも浸透していますので許容する場合もありますが、「拘(わ)る」は「かかわる」とも「こだわる」とも読みますので漢字書きは避けます。「~にもかかわらず」もひらがな書きにします。

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「片づく」

原則:
◎「片づく」「片付く」、×「片ずく」

漢字にしたときの「付く」より、「片づく」が正表記で「片ずく」は誤表記です。『標準用字用例辞典』『NHK新用字用語辞典』では「片づく」、『記者ハンドブック』等の新聞・出版系では「片付く」が採用されています。

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「気づく」

原則:
◎「気づく」「気付く」、×「気ずく」

漢字にしたときの「付く」より、「気づく」が正表記で「気ずく」は誤表記です。『標準用字用例辞典』『NHK新用字用語辞典』では「気づく」、『記者ハンドブック』等の新聞・出版系では「気付く」が採用されています。

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「戦う」と「闘う」

原則:
勝つために「戦う」。負けないために「闘う」。
用例:
「敵と戦う」「優勝をかけて戦う」「選挙を戦う」「関ヶ原の戦い」
「病気と闘う」「寒さと闘う」「労使が闘う」「偏見と闘う」「自分との闘い」

基本的に、戦争における敵や、競技などにおける対戦相手と、勝つために勝負するときは「戦う」、困難な状況や弱い立場にあるとき、それに負けまいとせめぎ合うのが「闘う」となります。「闘う」相手は、病気や寒さなど人に限りません。拉致被害者救援、北方領土返還など、何かを要求する活動や運動も「闘う」です。迷ったときは熟語に当てはめて考えてみます。「戦う」なら「戦争」「対戦」など、「闘う」なら「闘争」「闘病」などです。「論戦」という熟語から考えれば、意見や議論は「戦わす」になりますが、『標準用字用例辞典』では「闘わす」ですので注意が必要です。

このような基本はありますが、例えば北島康介選手のような世界記録保持者がライバル不在の競技に臨むときは「自分との戦い」にするなど、表現のニュアンスによって意図的に変えることもありますので、最終的に迷ったら「戦う」か「たたかう」とひらがな書きにします。

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「エンターテインメント」

原則:
◎「エンターテインメント」、○「エンターテイメント」「エンタテイメント」「エンタテインメント」

原語「entertainment」より。最も一般的な表記は「エンターテインメント」になりますが、『大辞林』では「エンターテイメント」、『大辞泉』では「エンタテイメント」も併記されていますので、「エンタテインメント」まで含めて許容します。「エンターティメント」など小さい「ィ」や、「エンターテーメント」など音引き「ー」は使用しません。

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「おじいさん」と「おばあさん」

原則:
「おじいさん」「おばあさん」

漢字で書くと、自分の祖父は「お祖父さん」、祖母は「お祖母さん」、血縁関係にない男性は「お爺さん」、女性は「お婆さん」となります。「お祖父さん」「お祖母さん」は熟字訓ですが、常用漢字表の付表にありません。また、「お爺さん」の「爺」は表外漢字、「お婆さん」の「婆」は表外音訓のため、いずれの場合も一般にひらがな書きにします。ちなみに、常用漢字表で「婆」は、「産婆」「老婆」などの「ば」という読みで記載があります。

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「おじ」と「おば」

原則:
父母の兄・父母の姉の夫は「伯父」。父母の弟・父母の妹の夫は「叔父」。血縁関係にない年配の男性は「小父」。父母の姉・父母の兄の妻は「伯母」。父母の妹・父母の弟の妻は「叔母」。血縁関係にない年配の女性は「小母」。

「伯父」「叔父」「伯母」「叔母」は熟字訓として常用漢字表の付表にありますが、「小父」「小母」の「小」は表外音訓のため、一般に「おじ(さん)」「おば(さん)」とひらがな書きにします。『標準用字用例辞典』ではすべてひらがな書きですが、特にそれに準ずる以外、区別して表記する場合は間違えないように使い分けます。

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「越える」と「超える」

原則:
峠・山・壁・境界などを通り過ぎて向こう側へ渡る、時が過ぎる、追い抜くのは「越える・越す」。ある数量・基準・範囲などが上回るのは「超える・超す」。
用例:
「野を越え、山を越え」「国境を越える」「フェンスを乗り越える」「障害を乗り越える」「越えがたい壁」「六十の坂を越える」「返済期日を繰り越す」「冬を越す」「先を越す」「先輩を飛び越えて昇進する」「度を越した冗談」「権限を越える」
「5万人を超える観衆」「時速200キロを超える」「60歳を超える人に支給」「危険水域を超える」「体力の限界を超える」「予想を超える被害」「世界記録を超える」「前年度を超える実績」「党派を超えて手を結ぶ」

基本的に、「乗り越える」「飛び越える」「繰り越す」「貸し越す」「勝ち越す」「持ち越す」など他の動詞と複合的に使用したり、「繰り越し」「貸し越し」「勝ち越し」「持ち越し」などの名詞に変化したり、「フェンス越し」「3年越し」など名詞の下に付くような場合は、「越える・越す」を使用します。一方、「超える・超す」は、数量・基準・範囲などのある一点を突破することに主眼があります。その上で、原則・用例に従えば大方使い分けられると思いますが、あいまいで難しい場合もあるやっかいな同訓異字です。

「越える・越す」用例の「野を越え、山を越え」「国境を越える」「フェンスを乗り越える」は、原則の「峠・山・壁・境界などを通り過ぎて向こう側へ渡る」例です。次の3例は、「幾多の障害を乗り越えて結婚した」「目に見えない越えがたい壁が立ちはだかっている」「私もようやく六十の坂を越えた」など、比喩的に使用する例です。ここで注目したいのは、「超える・超す」の用例に「60歳を超える人に支給」という例がありますが、同じ年齢のことでも数量として表す場合には「超える・超す」になります。「返済期日を繰り越す」「冬を越す」は、原則の「時が過ぎる」例です。「先を越す」「先輩を飛び越えて昇進する」は、原則の「追い抜く」例です。「度を越した冗談」の「度を越す」は「度が過ぎる」の意ですが、数量・基準・範囲などのある一点というよりも相対的な程度による例です。一方、「超える・超す」用例の「前年度を超える実績」までは、原則の「数量・基準・範囲などが上回る」例です。

各用例の最後、「権限を越える」は「越権」、「党派を超えて手を結ぶ」は「超党派」という熟語がありますので上記のように使い分けますが、実際には後者の主義や立場といった意の使い分けがあいまいになりがちです。例えば、「先生と生徒をこえたつき合い」「利害をこえて一致する」などで、先生と生徒、利害関係にある一方と一方の間にある見えない壁を比喩的に取り払うと考えれば「越える・越す」となりますが、『標準用字用例辞典』や『記者ハンドブック』などの用字用語辞典では、主義や立場は「超える・超す」で、「超党派」の考え方が柱となっています。

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「バッグ」と「バック」

原則:
「かばん」の意の「bag」は「バッグ」。「後ろ」の意の「back」は「バック」。

「かばん」の意で「バック」という誤表記が見られますが、原語「bag」より「バッグ」が正表記となります。紅茶や緑茶などの葉を1杯~数杯分、薄い袋に詰めたものは「ティーバッグ」(tea bag)で、日本では「ティーパック」(tea pack)と呼ばれることもありますが、原語「tea bag」より「ティーバッグ」が正表記となります。「bag」と「pack」の音が似ていることから「ティーパック」も一般に広まったと考えられますが、「ティーバック」としてしまうと下着の「Tバック」となり、意味が違ってきます。ちなみに、「Tバック」も和製英語ですので、海外では通じません。

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「ベッド」と「ベット」

原則:
「寝台」の意の「bed」は「ベッド」。「賭ける」の意の「bet」は「ベット」。

「寝台」の意で「ベット」という誤表記が見られますが、原語「bed」より「ベッド」が正表記となります。

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「マネジャー」「マネージャー」「マネージャ」

原則:
◎「マネジャー」「マネージャー」「マネージャ」

「manage」(経営する・管理する)は「マネージ」ですが、「management」(経営・管理)は「マネジメント」「マネージメント」、「manager」(経営者・管理者)は「マネジャー」「マネージャー」「マネージャ」と揺らぎがあります。速記・マスコミなどでは「マネジャー」、部活動や芸能界など一般には「マネージャー」、情報処理などでは「マネージャ」が主に使用されていますので、原則もこの3種類を正表記としています。どれが正しく、どれが間違いということはありませんが、定めた表記で統一することが重要です。

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「最も」と「もっとも」

原則:
「一番」「この上なく」の意は「最も」と漢字書き。「当然」「とはいうものの」の意は「もっとも」とひらがな書き。
用例:
「最も人口が多い」「最も信頼できる」
「もっともな言い分だ」「売上は上昇する見通しだ。もっとも、それは目標値が達成されればの話だが」

「当然」「とはいうものの」の意を漢字で書くと「尤も」となりますが、表外漢字のためひらがな書きにします。「最も」も「尤も」も同じ語源ですが、現代では使い方に明らかな区別がありますので、表記も意味によって使い分けます。「最も」は副詞ですが、「当然」の意の「尤も」は名詞・形容動詞、「とはいうものの」の意の「尤も」は接続詞という違いがあります。

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「心地よい」

原則:
◎「心地よい」、△「心地好い」、×「心地良い」

漢字で書くと「心地好い」が正しい表記ですが、「好い」が表外音訓のため「心地よい」とひらがな書きにします。

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「役不足」

原則:
力量に対して役目が軽すぎるときに用いる。
用例:
「アカデミー主演女優賞を受賞した私にその端役は役不足だ」「実績のある君が雑用係とは役不足だ」

文化庁発表の平成18年度「国語に関する世論調査」では、「彼には役不足の仕事だ」を、本来の意味である「本人の力量に対して役目が軽すぎること」で使う人が40.3%、間違った意味の「本人の力量に対して役目が重すぎること」で使う人が50.3%と、逆転した結果が出ています。平成14年度には、正しい人が27.6%、間違っている人が62.8%でしたので、この話題がきっかけとなって本来の意味を知る人が増えているのは喜ばしいことです。とはいえ、まだまだ誤用も多いので、整文や校正の際はどう直すか悩みます。

「役不足」の対義語として「力不足」がよく挙げられますが、「私にその大役は役不足ですが頑張りたいと思います」を「私にその大役は力不足ですが頑張りたいと思います」とそのまま置きかえにいので、「私には過分の大役ですが頑張りたいと思います」「僭越ながら大役を仰せつかりましたが頑張りたいと思います」「大役を拝命しましたが微力ながら頑張りたいと思います」など、時と場合に応じて適切なへりくだった表現を選択します。

平成18年度「国語に関する世論調査」結果(文化庁)

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「受賞」「授賞」「受章」「授章」

原則:
賞を受けることは「受賞」。賞を授けることは「授賞」。勲章や褒章を受けることは「受章」。勲章や褒章を授けることは「授章」。
用例:
「アカデミー賞を受賞した作品」「受賞者を招待する」
「審査委員長より優秀賞が授賞される」「ノーベル賞授賞式」
「紫綬褒章を受章した俳優」「受章祝賀会」
「功労者に瑞宝章を授章する」「文化勲章授章式」

受けるのか授けるのか、それは「賞」と付くものか「章」と付くものかで使い分けます。「授章」より「授与」や「叙勲」のほうが多く用いられますが、中でも天皇みずから授けるときは「親授」という言葉を用います。

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「ポン酢」

原則:
◎「ポン酢」、○「ぽん酢」「ぽんず」、△「ポンズ」

カタカナ語のカテゴリーではないかもしれませんが、外来語ということでここに入れました。オランダ語の「pons」が語源で、本来は「ポンス」と発音しますが、現在では「ポンズ」で定着しています。柑橘類の搾り汁に酢を加えた調味料で、それにしょうゆやみりん、かつおぶしや昆布のだしを合わせたものまで含まれます。一般には「酢」の字を当てて「ポン酢」とすることが多いですが、キッコーマンは「ぽんず」、ミツカンとヤマサは「ぽん酢」、ミツカンでしょうゆを加えたものは「味ぽん」ですので、商品名の場合はそれに準じた表記にします。「ポンズ」とカタカナ書きにしますと、ユニリーバの化粧クリーム「ポンズ」と混同しますので、商品名でない限りカタカナ書きにはしません。実際には、大阪で根強い人気を誇る旭食品の「旭ポンズ」という商品があります。

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「初」と「始」

原則:
「first」の意は「初」。「start」の意は「始」。
用例:
「年の初め」「10世紀初め」「初めに概要を説明する」「初めての経験」「初めて知った」「やって初めてわかる」「(あいさつの)初めまして」
「手始め」「始めと終わり」「そもそもの始まり」「仕事を始める」「会議が始まる」「読み始める」「泣いても始まらない」「歴史始まって以来」

使い分けの基本は、「first」「start」どちらの意かを考えます。少しややこしいですが、「会議を始めるに当たり、初めに概要を説明します」という具合です。「初」の訓読みには、「初め」「初めて」「初めに」の形があります。「始」の訓読みには、「始め」「始まり」「始める」「始まる」の形があります。「初」には動詞の形がなく、下に付くのはすべて「め」である点で、「ま」も付く「始」と異なります。

このように、意味と用法の両方で大方は使い分けられますが、「首相はじめ閣僚が出席」のような場合は悩むところだと思います。『標準用字用例辞典』では「初め」ですが、『読売新聞用字用語の手引』では「始め」、『記者ハンドブック』『NHK新用字用語辞典』では「はじめ」と見解が分かれています。「首相を筆頭に閣僚が出席」ととらえれば「初め」、「首相から始まり閣僚が出席」ととらえれば「始め」と考えられますので、特にルールがなく迷うようなら、『記者ハンドブック』や『NHK新用字用語辞典』のように「はじめ」とひらがな書きにします。

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「聞く」と「聴く」

原則:
「hear」の意で、音や声が耳に入るのは「聞く」。「listen」の意で、音や声に耳を傾けるのは「聴く」。
用例:
「話を聞く」「要求を聞く」「言うことを聞く」「道を聞く」
「ラジオを聴く」「音楽を聴く」「講義を聴く」「有権者の声を聴く」

用例の「道を聞く」がそうですが、「尋ねる」意の「訊く」は表外漢字のため、一般に使用しません。『標準用字用例辞典』では「聴く」も使用せず、どちらの意も「聞く」を使用しますので、注意が必要です。「聞く」と「聴く」の違いは、意志に関係なく耳に入るのが「聞く」、意識して耳を傾けるのが「聴く」という感覚的なところによりますので、迷ったら「聞く」にしますが、ひらがな書きにはしません。

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