« 「掘りごたつ」 | トップページ | 「ユニホーム」 »

「海藻」と「海草」

原則:
昆布、ノリ、ワカメなどの藻類は「海藻」。海中に生えるアマモの類は「海草」。
用例:
「海藻サラダ」
「海草が多く生息する海」

英語で「海藻」は「seaweeds」、「海草」は「sea grass」となります。「藻(も)」と「草」の違いというよりも、「海草」が食べられるか食べられないかは別として、私たちが普段食べている昆布、ノリ、ワカメの類は「海藻」を使用します。

ちなみに、漢字で「のり」は「海苔」、「わかめ」は「若布」と書きますが、「海苔」のように本来の読みではない漢字二字以上の訓を当てることを熟字訓といい、常用漢字の読みになかったり読みにくい場合がありますので、一般にひらがな書きにします。「若布」は熟字訓ではありませんが、ここで「ノリ」「ワカメ」とカタカナ書きにしているのは、『標準用字用例辞典』の「動植物はカタカナ書き」という原則によります。ただし、漢字一字で書ける「犬」「貝」「桜」や、「海藻」のように漢字書きを慣用とするものなど、例外がいくつかあります。「海苔」も慣用と言っていいかもしれませんが、「読みやすく誤解を与えない」ことが用字用語の表記の基本姿勢ですので、『標準用字用例辞典』準拠でない場合でもなるべく漢字書きにせず、「のり」や「わかめ」など文中で埋没したり混同されそうなものはカタカナ書きにするとよいでしょう。

「かいそう」の同音異字はほかにも「階層」「回想」などいろいろありますが、間違えやすいものとして「海藻」と「海草」を取り上げました。

|

« 「掘りごたつ」 | トップページ | 「ユニホーム」 »

同音異字」カテゴリの記事