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「感心」と「関心」

原則:
すぐれた物事に対して心を強く動かされることは「感心」。ある物事に対して特に心をひかれ、注意を向けることは「関心」。
用例:
「立派な演説に感心した」「その行いはあまり感心しない」「君の無鉄砲には感心する」「親思いの感心な少年だ」
「政治に関心がある」「新事業に関心を持つ」「仲間の関心の的」「他人のことに無関心だ」

「感心」は名詞から派生したサ変動詞で、主に用例1のように「感心する」の形で使用するほか、用例2のように否定的に使用したり、用例3のように「あきれる」という意で逆説的に使用したり、用例4のように形容動詞として使用することもありますが、「感心がある」「感心を持つ」のようには使用しません。これに対して、「関心」はあくまで名詞ですので、「~する」や「~だ(な)」が後に続きません。ただし、用例4の「無関心」は名詞・形容動詞ですので、「~だ(な)」が後に続くことがあります。

「感心」の類語には「感服」「感銘」「感嘆」などがあり、形容動詞の「感心な」は「立派」に置き換えられます。「関心」は「興味」で置き換えられますので、迷ったらこれらの言葉に当てはめてみるのはもちろんですが、名詞なのかサ変動詞なのか形容動詞なのかといった品詞としても、きちんと区別して使用することが望まれます。

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